はじめに
旅行や出張の計画を立てるとき、意外と頭を悩ませるのがスーツケース選びではないでしょうか?デザイン、サイズ、機能、価格帯も様々で、「自分にとって最適なスーツケースはどれだろう?」と迷ってしまう方も多いはずです。
せっかくの旅行で「スーツケースが重すぎて移動が大変だった」「荷物が入りきらなかった」「空港で壊れてしまった」なんて失敗は避けたいもの。快適な旅は、良いスーツケース選びから始まると言っても過言ではありません。
そこでこの記事では、数々のスーツケースを見てきたプロの視点から、2025年の最新情報を基に「失敗しないスーツケースの選び方」を7つの重要ポイントに絞って徹底解説します。この記事を読めば、あなたの旅のスタイルにぴったりの、最高の相棒がきっと見つかります!
ポイント1:旅行の泊数に合わせた「サイズ・容量」で選ぶ
スーツケース選びで最も基本的なのがサイズ(容量)です。旅行の期間や目的によって必要な荷物の量は変わります。まずは泊数を目安に、自分に合ったサイズを選びましょう。
- Sサイズ(~40L / 1~3泊程度): 国内旅行や短期の出張に最適。多くのモデルが機内持ち込みに対応しており、到着後すぐに移動できるのが魅力です。
- Mサイズ(40L~80L / 4~6泊程度): 少し長めの国内旅行や海外旅行におすすめ。最も汎用性が高く、一つ持っていると様々なシーンで活躍します。
- Lサイズ(80L~ / 7泊以上): 長期旅行や留学、家族旅行など、荷物が多くなる場合に。お土産をたくさん買う予定の方にも安心の大容量です。
【サイズ別】おすすめスーツケース
Sサイズ(機内持ち込み)のおすすめ
PCの出し入れがしやすいフロントオープンや、電車内で便利なキャスターストッパー付きが人気です。
Mサイズのおすすめ
デザイン性と機能性を両立したモデルが豊富。4〜5泊程度の旅行にぴったりの一台を見つけましょう。
Lサイズのおすすめ
軽くて丈夫な大容量モデルがおすすめ。荷物が増えても安心のエキスパンド(拡張)機能付きも便利です。
ポイント2:軽さと丈夫さを両立する「素材」で選ぶ
スーツケースのボディ素材は、大きく分けて「ハードタイプ」と「ソフトタイプ」の2種類。それぞれにメリット・デメリットがあります。
ハードタイプ
頑丈で中身をしっかり保護してくれるのが特徴です。デザインも豊富。
- ポリカーボネート: 軽量で耐衝撃性に優れ、現在の主流素材。柔軟性があるため割れにくいです。
- ABS樹脂: ポリカーボネートより安価ですが、衝撃耐性はやや劣ります。PC+ABS混合素材も多いです。
- アルミニウム: 非常に頑丈で高級感があり、ステータス性も高いですが、重くて高価なのが難点。
ビジネスシーンでも映える、スタイリッシュなアルミフレームモデルはこちら。
ソフトタイプ
ナイロンやポリエステルなどの布製で、軽量なのが最大のメリット。外側にポケットが付いているものが多く、小物の出し入れに便利です。ただし、衝撃や刃物には弱く、防水性もハードタイプに劣ります。
アウトドアブランドのソフトキャリーは、丈夫で機能的なモデルが多く人気です。
ポイント3:開閉方法(フレーム式 vs ファスナー式)で選ぶ
ハードタイプのスーツケースには、開閉部分が「フレーム式」と「ファスナー式」の2種類あります。
- フレーム式: 金属のフレームでがっちり閉じるタイプ。頑丈で防犯性が高く、スーツケースの上に座っても歪みにくいのがメリット。ただし、重量が重くなる傾向があります。
- ファスナー式: 軽量で柔軟性があり、衝撃を吸収しやすいのが特徴。急に荷物が増えても多少無理が効き、容量を増やせる拡張(エキスパンド)機能付きのモデルが多いのも魅力です。
防犯性と堅牢性を重視するならフレーム式、軽さと柔軟性・拡張性を求めるならファスナー式がおすすめです。
容量を拡張できるファスナー式スーツケースはこちら。
ポイント4:快適な移動をサポートする「キャスター」で選ぶ
スーツケースの快適性を大きく左右するのがキャスターです。以下の点に注目しましょう。
- ダブルキャスター(計8輪): 安定性が高く、石畳のような凹凸のある道でもスムーズに走行できます。最近の主流です。
- 静音性: 早朝や深夜の移動でも、周りを気にせず静かに移動できます。「HINOMOTO製」などの高品質な静音キャスターが人気です。
- キャスターストッパー: 電車やバスの中、坂道などでスーツケースが勝手に転がっていくのを防ぐ便利な機能。一度使うと手放せなくなります。
ストッパー付きで静音性に優れたモデルなら、移動のストレスが格段に減ります。
ポイント5:ビジネスや荷物の整理に便利な「フロントオープン」
スーツケースを立てたまま前面のポケットが開く「フロントオープン」機能は、ビジネス利用やデジタルガジェットを多用する方に特におすすめです。
ノートPCや書類、充電器、羽織るものなどをサッと取り出せるため、空港のラウンジや新幹線の中など、スペースが限られた場所でもスマートに荷物を扱えます。
スリムながらPC収納も可能なフロントオープンモデル。
ポイント6:アメリカ旅行の必需品「TSAロック」
TSAロックとは、アメリカ運輸保安局(TSA)によって認可されたロックシステムです。アメリカ領土(ハワイ、グアム、サイパン含む)の空港では、TSA職員が中身を検査する必要があると判断した場合、施錠されたスーツケースを破壊して開けることが許可されています。
しかし、TSAロックであれば職員が特殊なツールで解錠できるため、鍵をかけたまま荷物を預けることが可能です。 現在市販されているほとんどのスーツケースには搭載されていますが、特に海外旅行、とりわけアメリカへ行く予定がある方は必ず購入前に確認しましょう。
ポイント7:信頼と安心の「ブランド」で選ぶ
長く使うものだからこそ、信頼できるブランドから選ぶのも一つの方法です。代表的な人気ブランドをいくつかご紹介します。
- サムソナイト / アメリカンツーリスター: 世界シェアNo.1のブランド。技術力に定評があり、高品質で耐久性の高い製品が揃っています。
- エース / プロテカ: 日本の老舗バッグメーカー。高品質な日本製モデルが多く、手厚い保証も魅力です。特に「プロテカ」は最上位ブランドとして知られています。
- イノベーター: スウェーデン発のブランド。北欧らしい洗練されたデザインと機能性で、おしゃれなスーツケースを探している方に人気です。
- 無印良品: シンプルで無駄のないデザインと、使いやすさを追求した機能性が魅力。「バーを自由に調節できる」シリーズやキャスターストッパーが好評です。
日本製で10年保証が付く、安心のプロテカ製スーツケース。
シンプルで機能的な無印良品のスーツケース。
まとめ
今回は、失敗しないスーツケースの選び方として7つの重要ポイントを解説しました。
- サイズ・容量: 泊数に合わせて選ぶ(S/M/L)
- 素材: 軽さと丈夫さで選ぶ(ハード/ソフト)
- 開閉方法: 防犯性か軽さかで選ぶ(フレーム/ファスナー)
- キャスター: 快適性で選ぶ(ダブル/静音/ストッパー)
- フロントオープン: 荷物の出し入れのしやすさで選ぶ
- TSAロック: アメリカ旅行の必需品
- ブランド: 信頼とデザインで選ぶ
これらのポイントを総合的に考慮し、ご自身の旅行スタイルや好みに合ったスーツケースを選べば、旅はもっと楽しく、快適になるはずです。あなたにとって最高のパートナーを見つけて、素敵な旅に出かけましょう!
最後に、今回ご紹介した選び方のポイントを多く満たし、特にコストパフォーマンスと機能性のバランスに優れたおすすめの一台をご紹介します。
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