Dockerの肥大化したoverlay2ストレージの問題の解決方法

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気づいたらプログラムがとまっていて、ncduコマンド調べたところ,dockerのoverlay2というファイルが肥大化してストレージを圧迫している状況だった。

以下,chatgptで確認時のメモである。

overlay2は、Dockerで使用されるストレージドライバの1つです。簡単に言うと、overlay2はコンテナのファイルシステムを管理するための仕組みです。

コンテナはDockerイメージから作成されます。そして、それぞれのイメージはレイヤーと呼ばれるもので構成されています。このレイヤー構造は、変更や追加される部分だけを新しいレイヤーとして重ねて管理することができます。overlay2は、このレイヤーを効率的に扱うための技術です。

具体的な用途としては以下のようなものがあります:

  1. イメージの共有: overlay2は、複数のコンテナが同じベースイメージを共有することを可能にします。これにより、ベースイメージの共通の部分は1つの場所に保存され、異なるコンテナは自分独自の変更を追加するだけで済むため、ストレージを節約できます。
  2. 効率的なストレージ利用: 新しいコンテナを作成する際、ベースイメージの変更された部分だけを新しいレイヤーとして追加することで、ストレージの使用量を最小限に抑えます。これにより、リソースの効率的な利用が可能です。

肥大化する理由は次のようなものがあります:

  1. イメージの層構造: Dockerイメージは層状構造を持っており、それぞれの変更が新しいレイヤーとして保存されます。頻繁にイメージを更新したり変更したりすると、新しいレイヤーが追加され、ストレージを占有します。
  2. 未使用のリソース: 使用していないイメージやコンテナ、または不要なログが残っていると、これらがストレージを無駄に占有する原因になります。

overlay2は、ストレージの効率的な管理と共有を可能にする一方で、管理を怠ると肥大化の原因となります。定期的なクリーンアップや不要なリソースの削除を行うことで、ストレージの使用量を最適化することが重要です。

dockerで肥大化したoverlay2を軽量化するには?

Dockerのoverlay2ストレージが肥大化している場合、いくつかの方法でそれを小さくすることができます。いくつかのアプローチを試してみてください。
  1. 不要なイメージの削除: 使っていないイメージやコンテナを削除することで、ストレージを解放できます。
    # 未使用のイメージを削除
    docker image prune -a
    # 未使用のコンテナを削除
    docker container prune
  2. Volumeの削除: 使用していないVolumeを削除します。
    # 未使用のVolumeを削除
    docker volume prune
  3. Dockerイメージの最適化: イメージを再構築し、不要なファイルを含まないようにします。例えば、Dockerfile内でapt-get cleanを使用してキャッシュをクリーンアップするなどです。
  4. overlay2のキャッシュをクリア: overlay2のキャッシュを手動でクリアすることもできます。ただし、これは慎重に行う必要があります。
    # Dockerを停止
    sudo service docker stop
    # overlay2ディレクトリを削除(データは失われます)
    sudo rm -rf /var/lib/docker/overlay2/*
    # Dockerを再起動
    sudo service docker start

ただし、最終手段のoverlay2ディレクトリの削除は、データの完全な消去を意味するため、慎重に行う必要があります。重要なデータが含まれている場合はバックアップを取得してから実行してください。

 

 

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